あの瞬間が

頭から離れない。夢にまで出てくる。うーむ、重症かしら。
ここ最近、ずっと後ろしか振り返ってない気がする。
後ろ髪ひかれるとかそういうのじゃなくて、どうしても何かが違う。
まあ一口に言えば未練だろうし、女々しいのも事実。
でも、ただでさえその傷を埋めるには共に過ごした時間と同じ長さの時間がいるとかいわれてる中で
果たして俺はしっかりと立ち直れるだろうか。まだまだその兆しは見えない。
というかまあ、なんというかある意味人を信じることができなくなったってか、したくないというか。

それはどうしてなのかな。 
やっぱりまたこういう結末を恐れるってのもある。
加えて、心を許すのはただ一人と決め込んできたのもある。
本当に全身全霊を捧げるつもりで、ためならば命さえも捨てる覚悟があったけれど・・・。
今更、やっぱ他の人にするわってのは、俺の中ではよくわからん話。
かといってま、それを相手にも強制するわけにもいかねえけどさ。

次のステップに行くことはとりあえず放棄。俺はこのままここにいよう。
それが結局腐るってことなら俺はそれでも構わないかな。
ただ自分の心に正直に、気持ちに素直になって生きていたいとそう思うだけだ。