言葉

人間と人間を繋ぐもの。それゆえに一番大切なものだと俺は思う。
どんな状況になったにせよ、俺は一瞬一瞬の言葉を裏切るつもりはないし、
無論、裏切りたくもない。
そんな頑固な性格が祟ってるのかもしれないけどな。

でもそのつながりを一気にぶった切れるのもまた言葉。
というわけで、今それをひしひしと感じているわけなのだが・・・。
蜘蛛の糸ほどの太さもない繋がりを、俺は一体どうしたい？
いっそ自分でぶった切って暗闇へと落ちてでもしてみようかとも思う。
虎は自分の子供を谷底に落とすっていうしな。まあ別に状況は違うけど。

もっともっと聞きたいことはあるはずなんだ。
受け入れがたい現実にしてもそうだが、理想の言葉だってある。
今はそれを選ぶつもりはないけどな。
だけど・・・。聞きたいだろ。常識的に近況は。
ぼかしてぼかしてぼかされ尽くしてここまで俺はやってきたわけで。
まあそれがその選択の先にあるものだと言われたら何も言えないけど。
でもいきなり藪から棒じゃなくって槍で串刺しにされた俺といたしましては、
死因くらいきっちりわかっておきたいっていう気持ちはございます。

だけどまあ。一度心に決めた人間を変えるなんて、俺には一生かかっても理解はできんだろうな。